煙越しの物語。

憧れ

姉はいつだって私の憧れだった。  家に帰るのが年々遅くなる姉が、高校に入り髪を黄金色にすれば、中学生の私は室内ではバレない程度の栗色に染め、姉が美大に入り上京し...

白煙の少女

採算が取れないことばかり起こっているようで、私の頭の中は空っぽだった。空っぽで、こうして人気のない公園で煙草を吸っているのだが、それにしてもからだが震え上がるほ...